東京都内で築50年マンションを買う価値はある?建て替え・将来リスクを本気で解説【2026年最新版】
こんにちは。
投資・不動産・資産形成を長年実体験ベースで続けているカメさんです。
「東京都内のマンションを買いたい。でも築50年って正直どうなの?」
「住めなくなったら、建て替えてそのまま住めるの?」
こうした疑問は、これからの日本で“誰もが一度は直面するテーマ”です。
なぜなら、
東京には 築40年以上のマンションがすでに100万戸規模 で存在し、
2026年以降「築50年超」が一気に増えていくからです。
この記事では、
- 東京都内で築50年マンションを買うメリット・デメリット
- 「建て替え」は本当にできるのか
- 住めなくなったらどうなるのか
- どんな人なら“買い”なのか
を、感情論なし・現実ベースで解説します。
結論|築50年マンションは「誰にとっても良い買い」ではない
まず結論から。
築50年マンションは、条件次第で“アリ”だが、万人向けではありません。
- 価格が安いからお得
- 都心だから将来安心
- 建て替えれば何とかなる
こうしたイメージだけで買うと、後悔する可能性が高いです。
一方で、
条件を理解した上で選べば、資産形成として合理的な選択になるケースもあります。
築50年マンションを買う「メリット」
① 都心立地を割安で手に入れられる
最大のメリットはこれです。
- 山手線内
- 駅徒歩5分圏
- 再開発エリア近接
こうした立地は、新築では手が届かなくても、
築50年クラスなら 価格が大きく下がっている ケースがあります。
「立地は変えられない」
これは不動産の鉄則です。
② 管理がしっかりしていれば“意外と住める”
築年数=住めない、ではありません。
- 修繕積立金が十分に積まれている
- 定期的な大規模修繕を実施
- 管理組合が機能している
この条件がそろえば、
築50年でも普通に居住可能なマンションは多く存在します。
③ 固定資産税が比較的安い
築古マンションは建物評価額が低く、
- 固定資産税
- 都市計画税
が抑えられる傾向があります。
「住居コストを下げたい実需層」にとっては、
これは無視できないメリットです。
築50年マンションの「現実的なデメリット」
① 建て替えは「簡単ではない」
ここが最大の誤解ポイントです。
マンションの建て替えには、区分所有者の原則5分の4以上の同意が必要です。
- 高齢者が多い
- 費用負担に耐えられない
- 仮住まいが難しい
こうした理由で、
話は出ても実現しないケースが非常に多いのが現実です。
「いずれ建て替えられるだろう」は、
最も危険な前提です。
② 修繕積立金・管理費が将来上がる可能性
築50年を超えると、
- 給排水管
- エレベーター
- 電気設備
など、高額修繕が必要になります。
その結果、
- 修繕積立金の大幅増額
- 一時金徴収
が起きる可能性があります。
③ 売却しづらくなる
築古マンションは、
- 住宅ローンが組みにくい
- 買い手が限定される
という理由から、
出口(売却)の難易度が上がります。
「一生住むつもり」でない場合、
ここは必ず考慮すべき点です。
「住めなくなったら建て替えて住める?」の現実
答えは、
**「可能性はあるが、期待しすぎない方がいい」**です。
建て替えが成立するのは、
- 容積率に余裕がある
- 再開発エリアに指定されている
- デベロッパーが参入する価値がある
といった かなり条件の良い物件 に限られます。
普通の築古マンションは、
- 大規模修繕で延命
- 最終的には「現状維持」
という道をたどるケースが多数です。
それでも「買っていい人」の条件
築50年マンションが向いているのは、次のような人です。
- 都心立地を最優先したい
- 将来の値上がりを期待していない
- 修繕費の増額に耐えられる資金余力がある
- 売却しづらくても問題ない
- 管理状況を自分で確認できる
逆に、
- 将来売却前提
- 老後資金ギリギリ
- 建て替え期待
この条件に当てはまる人は、
避けた方が無難です。
①「立地がいい=入居者(区分所有者)がお金を持っている」場合はどうなる?
結論
その場合、築50年マンションは“当たり物件”になる可能性が一気に上がります。
理由はシンプルで、
マンションの寿命を決めるのは「建物」より 人(区分所有者の属性) だからです。
お金を持っている住民が多いマンションの特徴
以下がそろっていると、かなり良い状態です。
- 都心一等地・駅近
- 医師・士業・経営者・地主系が多い
- 自己居住が中心(投資用ばかりでない)
- 管理組合の総会出席率が高い
- 修繕積立金が「高いけど滞納がほぼない」
このタイプのマンションは、
- 修繕の合意が早い
- 一時金徴収も通りやすい
- 建物の延命が現実的
つまり、
「住めなくなるリスク」がかなり低いです。
ただし注意点もある
お金を持っている=何でもOK、ではありません。
- 高齢者が多いと「今さら建て替えたくない」人も増える
- 建て替えより「高額修繕で延命」を選ぶ傾向が強い
- 話は合理的だが、合意形成は慎重
なのでこのタイプは、
建て替えは遅いが、住み続けるには強い
という評価になります。
②「建て替えして、そのまま格安で住める」って本当にある?
あります。
ただし、かなり条件が限定されます。
仕組みを正確に説明します
建て替え時、区分所有者には基本的に3つの選択肢があります。
パターン①:追加費用なしで“同等面積”に住み替え
これは 一番理想的なケース です。
条件:
- 容積率に余裕がある
- 建て替え後、戸数を増やせる
- 余った住戸をデベロッパーが販売して利益を出せる
この場合、
- 元の区分所有者は
→ 追加費用ほぼゼロ
→ 新築マンションに住める
これが「格安で住める」と言われる正体です。
パターン②:面積を減らして追加費用ゼロ
よくあるのがこれです。
- 以前:70㎡
- 建て替え後:55㎡
といった形で、
- 広さを少し我慢する代わりに
- 追加費用なし or 少額
で新築に住み替えるケース。
高齢者や単身世帯は、
このパターンを選ぶ人が多いです。
パターン③:追加費用を払って広い部屋に住む
- 建て替え後に広くしたい
- 高層階に住みたい
この場合は、
- 数百万円〜数千万円の追加負担
が発生します。
「格安で住める建て替え」が成立する条件
これが重要なので、まとめます。
成立しやすい条件
- 都心一等地(地価が高い)
- 容積率に余裕がある
- 建て替え後に戸数を増やせる
- デベロッパーが参入したがる立地
- 区分所有者の合意形成がスムーズ
成立しにくい条件
- 郊外・地価が低い
- すでに容積率いっぱい
- 戸数を増やせない
- 高齢者が多く合意が進まない
後者の方が圧倒的に多いのが現実です。
立地が良い築古マンションの「現実的な評価」
あなたの前提
立地が良く、住民も比較的お金を持っていそう
この場合の評価はこうなります。
- ✔ 住めなくなるリスク:低め
- ✔ 大規模修繕で長く住める可能性:高い
- △ 建て替え:できる可能性はあるが、過度な期待は禁物
- △ 格安新築:条件が揃えばあり得るが“宝くじ枠”
超重要な考え方(失敗しない軸)
「建て替えで得するか?」ではなく、
「建て替えがなくても納得して住めるか?」で判断する。
- 今の状態で10〜15年住める
- 修繕積立金が上がっても払える
- 売れなくても致命傷にならない
この3つにYESなら、
**立地の良い築50年マンションは“合理的な選択肢”**になります。
ワンポイントアドバイス(経験則)
建て替えがうまくいくマンションは、
その前段階で“管理が異様に優秀”です。
- 議事録がきれい
- 数字が明確
- 感情論が少ない
内見のときは、
部屋より「管理資料」をじっくり見るのが一番の近道です。
もしよければ次は、
- 「管理が良いマンションの見抜き方」
- 「建て替えが現実的な物件チェックリスト」
も、実践用にまとめますよ。
2026年時点での「合理的な考え方」
これからの日本では、
- 新築は高すぎる
- 中古は二極化
- 「立地×管理」がすべて
という流れがより強まります。
築年数だけで判断せず、
- 管理
- 修繕
- 住民構成
- 将来コスト
を冷静に見る力が重要です。
ワンポイントアドバイス(本質)
「建て替え期待」は投資ではなく、願望です。
築50年マンションを選ぶなら、
「今この状態で10年住めるか?」
この問いにYESと言えるかどうかで判断してください。
それができない物件は、
将来もっと厳しくなります。