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日本株でFIREするには?“再投資しない”戦略で安定収入を得る方法

yoshihiro734537

こんにちは、カメさんです🐢📈
今回は、日本株の配当金だけで生活するFIRE(経済的自立・早期退職)を目指す人のために、「再投資しない戦略」でどうやって毎月の生活費をまかなっていくかを深掘りします。

結論からいうと、再投資を封印し、配当金だけで生活していくには“買う銘柄”と“保有の覚悟”がすべてです。


1. 再投資しない=資産は増えない。でも“安心感”が違う

株式投資の王道は「配当金も含めて再投資し続ける複利運用」ですが、FIRE生活ではその配当を現金化して使う必要があります。

再投資をしないということは、

  • 資産は増えづらい
  • でも精神は安定しやすい
  • 生活費に直結するため、金銭感覚がシンプルになる

この「安定性」こそが、FIRE生活における再投資封印の最大の武器なのです。


2. 月10万円生活なら、配当利回り4.5%で必要な元本は?

仮に月10万円の生活費(年間120万円)を配当だけでまかなうとすると…

利回り必要元本
3.0%4,000万円
4.0%3,000万円
5.0%2,400万円

たとえば、配当利回り4.5%の銘柄で約2,667万円があれば月10万円の生活が成り立ちます。


3. カメさん流“再投資しない”のためのポートフォリオの組み方

■ ① 減配耐性のある【安定高配当株】

  • NTT(9432):通信インフラで安定。増配傾向
  • 日本たばこ産業(2914):利回り高く、外貨建て収益もあり
  • 三菱HCキャピタル(8593):業績安定型の金融株
  • 住友倉庫(9303):物流インフラで景気に左右されにくい

💡レア視点:EPSよりも「営業キャッシュフロー」を重視
→ 減配リスクを避けるなら、「配当性向」ではなく「現金収入ベースの健全性」に注目を!


NTT(9432)の深掘り情報:増配の実績・リスク・将来性など

項目内容
増配実績・配当の推移14〜15期連続増配を達成中。2025年度(2025年3月期)の配当予想は1株あたり5.2円 → 2026年度予想では5.30円へ。
・2003年以降で配当が10倍以上に拡大しており、増配は短期の「お祭り」ではなく中長期戦略として定着している。
・直近配当利回りは約3.3~3.4%、配当性向は約43~44%
株価水準・レンジ・2025年8月末時点で株価はおよそ¥157〜¥167あたりをレンジにしていることが多い。
・このレンジでは、配当利回りとのバランスから「買い場」と見られるタイミングもある。
・一方で決算など“減益予想”の発表で株価急落することもあり(業績悪化や通信部門の収益減などが要因)注意が必要。
成長戦略・非通信分野へのシフト・データセンター、クラウド/SI(システムインテグレーション)部門を強化中。IOWN構想(次世代ネットワーク/光ベースの通信革新)もテーマに。
・特に、NTTデータの完全子会社化を進めており、親会社グループ全体で利益率およびキャッシュフロー拡大を狙っている。これが“通信キャッシュ+IT収益”の複合モデルを構築できる可能性。
リスク・懸念材料・地域通信事業(固定電話・地域インターネット回線等)の収益性が低下傾向。特に高齢地域での設備維持コストが重い。
・大規模な成長投資(IOWN、データセンターなど)に対するコスト、利子負担、減価償却負担が先行する時期があり、これによる利益率の圧迫リスクあり。
・通信インフラという業界は規制の影響を受けやすい。政府政策・通信料金規制・公共料金との兼ね合いで利益を圧迫される可能性も。
・配当利回りが高いとはいえ、株価が上がりすぎることによる利回り低下・PER拡大リスク。投資家が“成長期待”と“現在利回り”のどちらを重視するかで評価が変動しやすい。
レアで知られにくいポイント株式分割の影響:NTTはいくつかの株式分割を過去に行っており、「株数は増えたが値幅・投資家の期待・心理的な支持ラインなど」に影響を与えている。分割後の株価レンジ・取引単位が変わることで“買いやすさ”が上がるが、過熱も生じやすくなる。
株主優待・ポイント制度:NTTはdポイントの付与制度があり、長期保有での優待ポイントがもらえる。これは配当+優待の“実効利回り”をわずかながら上げる要素。
キャッシュフローの構造:直近Q1では営業収益は微増だが営業利益は減少。コスト構造・投資前倒しの影響がある。財務キャッシュフローでは借入金返済・グループ再編コストが混在。長期で見ると営業キャッシュフローの安定性が鍵。

⚙️カメさん視点で「買い・保持」する際の戦略ヒント

戦略内容
保有株数×配当を現金化再投資せず、「配当金だけで生活費の一部」を賄いたいなら、少なくとも300〜400株規模で保有し、中間+期末の配当をしっかり受け取る体制を整える。
たとえば株価160円で200株なら約32,000円の配当(利回り3.3〜3.4%ベース)。
決算発表タイミングに注意減益見通しが出ると一時的に株価にネガティブな影響が出る。発表前はポジションを一部調整しておくと安心。
(2024年4〜6月期の業績予想で減益が懸念され、株価が下がった事例あり)
IOWN やデータセンター部門の進展をフォロー成長の鍵は通信インフラ以外の収益源。IOWN技術・データセンター増設・NTTデータの取り込みなどが進めば、EPS成長が期待できる。最新ニュース・内情レポートを追う価値あり。
為替・金利の外部ショックを想定通信会社は設備投資・借入が多いため、金利上昇時にはコストがかさむ。政策金利・国内・国際金利動向にも注目。 また、電気代・設備更新コストなど“インフラ維持”の負担が見逃しがち。

4. 再投資しない戦略の“穴”を埋める裏ワザ3選

■ ①「証券口座の二段構え」

  • メイン口座:配当金生活用(配当金受取口座)
  • サブ口座:売却用・タイミング投資用(再投資用)

配当金生活用の口座は「一切売らない」ことで資産の切り崩し癖を断ちます。


■ ②「NISAは再投資用、特定口座は生活用」

  • NISAで再投資し、特定口座から配当を受け取る。
  • 節税をしながら“配当生活”をキープできます。

■ ③「海外移住を想定した通貨分散」

  • 日本円だけではなく、米ドル配当株タイバーツ建ての資産で通貨リスクを分散。
  • タイ・パタヤのコンドミニアム管理費などをバーツで賄える構造に!

5. カメさんの“実録FIRE戦略”:再投資しないから気づいたこと

カメさんは800万円を株式投資、200万円をFXスワップに振り分けてます🐢

「再投資しない」ことで得られる恩恵は…

  • 相場を気にしすぎなくなった
  • 生活費を“投資の果実”で支払う感覚にワクワクする
  • 投資=労働の代替手段と本気で感じられるようになる

6. “再投資しない派”におすすめの生活スタイル

分類内容
生活費月10万円以下に抑える(海外移住や節約重視)
居住地タイ・パタヤ、チェンマイ、フィリピン・ダバオなど低コスト国
通信費格安SIM×ポケットWi-Fi
食費自炊+ローカル飯中心(現地スーパー活用)
趣味費読書・海・カフェ(お金をかけない癒し系)

まとめ:再投資しない=“使う投資”こそがFIRE後の主戦場!

  • 再投資は増やすための投資、再投資しないのは“暮らすため”の投資
  • 必要なのは「出口設計」と「心の安定」
  • カメさんはこうして毎月の配当で、少しずつFIRE生活に近づいています🐢💰
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