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2026年株価が10%上昇する会社は

yoshihiro734537

🔍予想に使う視点・スクリーニング条件(カメさんフィルター)

まず、「10%上昇株」を探すには、以下のような条件を重視したいと思います。

視点意味・狙い
業績回復・増益転換見込み赤字→黒字転換、売上や利益の上振れ余地がある会社
テーマ性やトレンドとの親和性AI、半導体、DX、再生エネ、物流、ヘルスケアなど注目テーマに属すること
低~中評価(割安感)PERが高すぎず、将来成長を織り込み切れていない会社
自社株買い/株主還元姿勢株主還元策が見えていると安心感が出る
財務の安全性借金が過大でない、キャッシュフローに余裕があること

この条件をもとに、国内・アジア市場を中心に「10%上昇の可能性がある会社」をあたりを付けてみます。


🌐マクロ状況もヒントに:注目すべき地域・テーマ

  • 新興国株・アジア株の業績成長性が改めて見直されており、2026年も成長余地ありとの見方が出ています。
  • UBSなどは日本株について「高品質な循環株(製造業など)」を好むスタンスを示しています。
  • 日本でも、企業の自社株買いやコーポレートガバナンス改善が株価押し上げ要因になると予想されており、SMDAMなどの見通しには、指数ターゲットの上方修正もあります。

これらを踏まえて、「テーマ × 割安感 × 成長期待」が揃っている会社が狙い目だと考えます。


📈予想候補(あくまで仮の例)

以下は、上記条件を当てはめて「10%上昇も現実的かも?」と思う会社・セクター例です。実際に投資する前には必ず自分で精査してください。

銘柄/セクター予想上昇の根拠リスク要因
半導体製造装置メーカーAI・自動化が進む中で装置需要が高まる可能性。少し業績が回復傾向にある会社であれば10%上昇が見える米中貿易摩擦、供給過剰、不良在庫リスク
素材・化学系(高付加価値素材)次世代材料や電池材料など、需要拡大テーマと結びつきやすい原材料価格変動、環境規制強化、技術競争リスク
物流・倉庫インフラ系EC拡大やサプライチェーン再構築に伴って施設需要が底堅くなる可能性不動産価格変動、金利上昇による資金コスト増
医療・バイオ系新薬や医療技術開発、健康寿命延伸テーマなどとの親和性がある会社研究開発失敗リスク、規制リスク、試験データ未承認リスク
再生可能エネルギー/脱炭素支援企業カーボンニュートラル政策推進国が増えており、需要成長期待がある発電コスト、政策変更リスク、技術革新競争

たとえば、国内で「成長性とテーマ性が高い製造装置」や「先端素材・電池材料」などを扱う中堅企業などは、有力候補になりやすいとカメさんは予想しています。


🧩レア観点:誰も言わない“株価10%上昇”の裏戦略ポイント

  • 業績サプライズ発表日狙い:四半期決算で上ブレ予想が出る会社を事前に押さえておく
  • 中小型株の出来高拡大の兆しを観察:出来高急増は上昇の前兆になることも
  • 海外売上比率上昇株:為替恩恵を受けやすい(円安の波が来れば恩恵あり)
  • ESG/脱炭素対応で評価変化株:特に機関投資家の評価変化で買われやすい
  • IR改善/株主還元強化のアナウンス期待株:発表されれば株価跳ねがち

🔍期待セクターの背景(マクロ要因)

まず、なぜ今これらの会社が“伸びる土壌”にあるのかを整理しておきます。

  • 日本の半導体製造装置市場は、2025~2030年で年率約8%の成長が見込まれているという予測もあります。
  • 日本のチップツール市場(半導体装置)でも、2026年度に国内装置売上高が5兆円を超えるという見通しが報じられています。
  • EVバッテリー/蓄電池市場も拡大中。日本のEVバッテリーパック市場は2025年時点で約69.6億ドルと見られ、今後も成長が期待されているとの報告もあります。

こうした成長テーマと技術力が重なりやすい企業が、2026年に10%上昇の可能性を秘めている銘柄となります。


🏢注目銘柄・会社例(国内)

以下は「テーマ × 競争優位性 × 技術力」の観点で、有力と考えられる日本企業です。

銘柄分野 / 特徴上昇期待の理由リスク要因
Tokyo Electron(東京エレクトロン)半導体製造装置装置需要の拡大、AI・先端技術向け投資の恩恵。装置市場が拡大予測されている中で主要プレーヤー。世界景気後退・半導体需要減少、輸出規制リスク
Advantest(アドバンテスト)半導体検査装置(テスト装置)AI・高性能チップ需要拡大で検査機器が必須。最近、営業利益成長を見込む見通しを出しています。顧客の投資抑制、装置サイクルの谷、競争激化
Lasertec(レーザテック)半導体計測・検査マスク検査や計測装置の分野で強み。EUV/先端プロセス対応力が評価されれば期待拡大。発表期待に織り込みすぎ、技術的失敗リスク、訴訟や信用問題
DISCO(ディスコ)精密工具 / 半導体製造向けウェハ分割・研磨などで重要な位置。製造装置の前工程に関与しており景気回復時の波に乗る可能性。下請け依存、需要変動、為替変動リスク
Japan Advanced Semiconductor Manufacturing (JASM)新設ファウンドリ/半導体製造TSMCとのJV。国内での製造環境強化と政府支援の動きが追い風になる可能性。立ち上げリスク、設備投資負担、技術追随リスク

日本株の例(少額で買える銘柄)

  • NTT(9432)
    各種報道で「株式デビュー銘柄」として紹介されており、少額でも買えるという話が出ています。
  • ソフトバンク(9434)
    同じくデビュー銘柄ランキングに出てきていて、株価が手頃な時があるようです。
  • 新日本電工(5563)
    「10万円以下で買える株」リストに挙がっていることがあります。

🧭投資する際の視点:チェックすべき条件

これらの銘柄を候補にするとき、さらに次の要素を重視すると成功確率が上がると思います。

  1. 受注残高:バックログの伸び具合
     装置・検査機器は受注残が先行指標になることが多い。
  2. 自社株買い・増配政策
     技術成長だけでなく株主還元も評価材料になる。
  3. 海外売上比率の上昇
     円安メリット、グローバル需要を取り込めるか。
  4. 技術の独自性・特許ポジション
     他社参入が難しい技術を持っているかどうか。
  5. 政府支援・産業政策との親和性
     日本や各国の半導体政策、EV/カーボン対策政策に応じて恩恵を受けやすい。
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