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FX

【FXの名言】うまく行っていない時、最初にすべきことは投資額を減らすこと

yoshihiro734537

投資の世界で“生き残る人”と“退場する人”を分ける最大の違いは、「負けた時の行動」にあります。
ヘッジファンドを率いてイギリスのイングランド銀行を打ち負かしたジョージ・ソロスの言葉は、その本質を突いています。

「うまく行っていない時、最初にすべきことは投資額を減らすことだ。
損失を取り返そうとしてはならない。投資を再開する時は、少額で始めるのだ。」


■ 損失を取り返そうとする“焦り”が最大の敵

トレードで連敗が続くと、多くの人は「次こそ取り返したい」と思い、ロットを上げてしまいます。
しかし、それは火に油を注ぐ行為に近いものです。

FXの世界では、「メンタルが不安定な状態」で取引すると、冷静な判断ができなくなります。
チャートの動きを“チャンス”ではなく“恐怖”として見てしまい、結果的に負けを重ねることが多いのです。


■ 例:資金を守ることの大切さ

たとえば、資金が20万円ある状態で1回のトレードに5万円をかけていたとします。
2回負けるだけで資金の半分が吹き飛びます。

一方、1回のトレード額を5,000円に抑えた場合、
同じ2回負けても損失は1万円。残りの19万円で冷静に分析を続けることができます。

資金を減らすというのは、負けを受け入れるのではなく、再起するための戦略的撤退です。
「生き残る」ことこそ、相場で勝つための第一条件です。


■ ソロスの考えに共通する“プロの資金管理”

ソロスは常に「正しくなくてもいい、間違った時の損を小さくすればいい」という哲学を持っていました。
つまり、「いかに損を小さくするか」が勝負の鍵なのです。

どんなに優秀なトレーダーでも、勝率100%はあり得ません。
しかし、損失が小さく、利益が大きければ、トータルで勝ち続けることは可能です。


■ 少額で再開する理由

感情的になっている時に大きく張るのは、自分を試しているようなものです。
まずは少額でトレードを再開し、負けた原因を分析する時間を作りましょう。

・なぜ負けたのか(テクニカル?タイミング?感情?)
・同じ状況で次はどう行動すべきか
・ルールを破っていなかったか

この「冷静な振り返り」ができるようになると、相場を見る目が自然と安定してきます。


■ まとめ:一歩引く勇気が未来を変える

FXでは「守ること」も「攻めること」と同じくらい大切です。
うまくいっていないときに取るべき行動は、「取引を減らす」「投資額を減らす」「自分を休ませる」。
この3つです。

焦っても相場は待ってくれません。
しかし、冷静に構えていれば、相場の方があなたを待ってくれます。


今日の一言
「市場に残る者は、最も頭の良い人でも、最も速い人でもない。
生き残るために“スピードを落とす勇気”を持てる人だ。」

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