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DELTA-P株(4598)はどうなの?

yoshihiro734537

DELTA‑P(Delta‑Fly Pharma)って何?

  • 医薬品・創薬ベンチャー、特に抗がん剤開発を中心に活動。
  • 自社で「モジュール創薬」という手法を使って、既存の有効成分を組み替える方式で新薬を創る、というのがウリの一つ。
  • 最近の開示では、抗がん剤候補「DFP‑17729」の臨床第2/3 相比較試験で症例登録開始の報が出ています。これは投資材料になりうるニュースです。

現在の株価は 約536円あたりで推移しています。


✅ 強み・メリット(もし買うなら期待できる点)

  1. 高リターンの可能性
     創薬ベンチャー株は、成功すれば何倍にもなる爆発力があります。臨床進展ニュースが好材料になることも多いです。
  2. 研究材料がある
     すでにパイプライン(抗がん剤候補)が複数あるという点は、ゼロからのベンチャーよりは期待値がある。
  3. 理論株価レンジが広い
     少ない利益/赤字銘柄ゆえ、予測が難しいですが、PBR基準で「上値余地あり」と見られているレンジもあります。たとえば、理論株価レンジで上値目処1,888円というレンジも示されている報告も。
  4. ニュースで動きやすい
     バイオ株の典型ですが、臨床結果・許認可ニュースで株価が大きく動く性質があります。DFP‑17729 の症例登録開始ニュースはそういう好例。

⚠️ リスク・注意点(創薬株の宿命どころ)

  • 常に赤字・利益なし
     最新決算でも赤字基調。利益創出にはまだ至っていない状況。
  • 希薄化リスク・資金調達の必要性
     新株予約権発行などで株が増える可能性が高い。すでに新株予約権行使に関する開示も見られます。
  • 臨床試験の失敗リスク
     どのバイオ株にも言えることですが、最終段階試験で失敗すれば株価は大きく急落する可能性があります。
  • 流動性の問題・板スリッページ
     出来高や取引量が限定的で、売買しにくい場面が出ることも。デイトレや大口取引には注意。
  • 過度な期待によるバブル化
     材料だけで株価が先走ることがあり、実態が伴わず調整が来るリスク。

🔮 将来価格予想シナリオ(仮説ベース)

シナリオ前提条件目安株価
ベースケース臨床進展順調、希薄化抑制、資金調達成功800〜1,200円程度
強気ケース試験成功、提携先拡大、大型ライセンス契約1,500〜2,000円を超える可能性も
弱気ケース臨床失敗、資金枯渇、期待外れの結果200〜300円台まで下落も想定

理論株価レンジでは、PBR基準で 上値目処 1,888円 というレンジも示されています。
ただし、この上振れレンジは“成功シナリオが前提”なので、リスク管理を前提に見ておくべきです。


🧩レアな視点:意外な観点から見る面白さ

  • モジュール創薬戦略の優位性
     複数の既存成分を“組み替えて”性能を高めるというアプローチは、完全な新分子よりコスト・時間面で優位になりうるという評価もあります。これが成功すれば、開発期間を大幅短縮できる可能性。
  • 提携先・ライセンスアウトの着眼
     大手製薬企業との提携や、製品化ライセンス供与が材料になりやすい。もしデルタが早期に大手と手を組む発表をしたら、株価の引き上げ要因になりうる。
  • アナリスト無評価の逆張り妙味
     現在、アナリストのカバーが薄く、目標株価が出ていない/評価がない状態。過小評価されている可能性も秘めており、事前の自分なりの調査力が武器になる。

✍️まとめ:買うなら“材料付きで少量”がセオリー

DELTA‑P は典型的なハイリスク・ハイリターン銘柄。
大きく伸びる可能性を秘めつつ、失敗リスクも高い。

もし購入を検討するなら、

  • 一気に大金を投入するのではなく 分散投資・段階買い
  • 臨床発表日・開示予定スケジュールをチェック
  • 希薄化スケジュールや資金調達の状況を常にウォッチ
  • 損失限定ラインを決めておく(ストップロス戦略)

この姿勢で臨むなら、「DELTA‑P に挑戦する価値」は十分にあると思います。

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