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【トルコリラ投資2026年最新】高スワップでも危険?長期運用で絶対に知っておきたい「レバレッジ管理」

yoshihiro734537

第1章 高スワップに魅力を感じて始めたトルコリラ投資。でも本当に怖いのは「リラ安」です

こんにちは、カメさんです!

今回は、私自身も実際に運用を続けているトルコリラ/円(TRY/JPY)のスワップ投資についてお話ししたいと思います。

トルコリラ投資をしている方なら、一度はこんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。

「毎日スワップポイントが入ってくるなら、ずっと持っていればいつかプラスになるんじゃない?」

私もトルコリラを長期間保有していますので、この気持ちはよく分かります。

何もしなくても毎日スワップポイントが積み上がっていく。

1日数百円、保有量が多くなれば1日数千円。

それが1か月、半年、1年と積み重なれば、かなり大きな金額になります。

これこそ高金利通貨投資の最大の魅力です。

しかし、実際に長期間トルコリラを保有してきたからこそ、今の私は強く思っています。

トルコリラ投資で一番大切なのは「スワップポイントがいくらもらえるか」ではありません。

一番大切なのは、

「どれだけリラ安になっても生き残れるレバレッジになっているか」

です。

この考え方にたどり着くまで、私は投資で何度も痛い経験をしてきました。

だから今回は、単純に「トルコリラは高スワップだからおすすめ!」という記事にはしません。

実際にトルコリラを保有している一人の投資家として、利益だけではなくリスクについてもしっかり書いていきたいと思います。


2026年9月現在もトルコの金利は驚くほど高い

2026年9月21日現在、トルコは依然として世界でも非常に高い金利水準にあります。

トルコ中央銀行は2026年9月10日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を37%に据え置きました

37%。

日本で生活していると、ちょっと想像できない金利ですよね。

100万円を銀行に預けても、ほとんど利息が付かなかった時代を長く経験してきた日本人からすると、「37%」という数字だけで非常に魅力的に感じてしまいます。

もちろん、FXのスワップポイントがそのまま年37%もらえるわけではありません。

スワップポイントは日本とトルコの金利差などをもとにFX会社が設定するため、実際に受け取れる金額はFX会社によって大きく異なります。

それでも、トルコリラ/円が高スワップ通貨として個人投資家から注目される大きな理由が、この圧倒的な金利差にあることは間違いありません。


ただし「金利37%」には、それだけの理由がある

ここで絶対に忘れてはいけないことがあります。

なぜトルコは、これほど高い金利を設定しなければならないのでしょうか。

理由の一つが高インフレです。

2026年8月のトルコ消費者物価指数は、前年同月比で31.51%上昇しました。

一時期と比べればインフレ率は低下しています。

これはトルコにとって明るい材料です。

しかし、それでも年間30%を超える物価上昇です。

日本で生活している私たちからすれば、とんでもない数字ですよね。

しかもトルコ中央銀行自身も、地政学的な問題によるエネルギー価格上昇などがインフレの上振れリスクになるとして警戒を続けています。

つまり、

「金利が高いからお得」

という単純な話ではありません。

金利を高くしなければならないほど、インフレや通貨価値の維持という難しい問題を抱えているとも考えられるのです。

これが、高金利通貨投資で必ず理解しておかなければならない部分です。


トルコリラ/円は2026年9月21日現在、約3.21円

そして、私たち日本人投資家にとって最も重要なのがトルコリラ/円の為替レートです。

2026年9月21日時点では、トルコリラ/円はおおむね1リラ=3.21円前後で推移しています。

過去52週間のレンジを見ると、およそ3.14円~3.74円。

つまり現在は、52週間のレンジで見てもかなり安い水準にあります。

私自身もトルコリラを長期間保有していますが、この値動きを見て改めて感じることがあります。

それは、

「スワップが増えるスピード以上に、為替が下落することがある」

ということです。

例えば1年間で10万円のスワップポイントを受け取ったとしても、リラ安によって建玉の評価損が15万円増えれば、トータルではマイナス5万円です。

これが高金利通貨投資の難しいところです。

毎日スワップポイントが増えているので、画面を見ていると「毎日儲かっている」という感覚になりやすい。

しかし本当に見るべきなのは、

「建玉損益+累計スワップ」

です。

スワップポイントだけを見てはいけません。


私も「スワップが貯まったから買い増し」を考えていました

ここは私自身への戒めでもあります。

トルコリラを保有していると、毎日スワップポイントが積み上がります。

すると、だんだん欲が出てくるんですよね。

「スワップが3万円貯まったから、もう1ロット買おうかな」

「もう少し買えば、毎日のスワップが増える」

「スワップが増えれば、さらに買い増しできる」

一見すると、とても効率の良い複利運用に見えます。

しかし、これには大きな落とし穴があります。

買い増しするたびにレバレッジも上昇するからです。

トルコリラが横ばい、あるいは上昇してくれれば問題ありません。

しかしリラ安が続いたらどうでしょう。

保有量を増やせば増やすほど、0.1円下落したときの含み損も大きくなります。

せっかく何か月もかけて貯めたスワップポイントが、数日の為替変動で吹き飛ぶこともあります。

さらにレバレッジを上げすぎれば、最悪の場合はロスカットです。

ロスカットされてしまえば、その後トルコリラが回復したとしても関係ありません。

そこで運用は終了です。

だから最近の私は、

「何ロットまで増やせるか」ではなく、「どこまで下落しても耐えられるか」

を考えるようにしています。

この違いは非常に大きいと思っています。


高スワップ投資は「稼ぐゲーム」より「退場しないゲーム」

私は投資を長く続けてきました。

株式投資もFXも経験してきましたし、うまくいった投資もあれば、大きな失敗をしたこともあります。

その経験から今思うのは、

投資で一番大切なのは、一度に大きく儲けることではなく、市場から退場しないこと

です。

これはトルコリラ投資では特に重要だと思っています。

トルコリラ/円が3.5円になったから「もう安いだろう」。

3.3円になったから「さすがに底だろう」。

3.2円になったから「これ以上は下がらないだろう」。

そう考えて買い増しを続けるのは危険です。

為替市場には、

「ここから下には絶対に行かない」

という価格はありません。

だからこそ私は、予想を当てることよりも、予想が外れたときに生き残れる資金管理の方が重要だと考えています。

1リラ=3円になったらどうなるのか。

2.5円になったらどうなるのか。

さらに円高が進んだらどうなるのか。

そこまで想定したうえで保有量を決める。

これが長期スワップ投資では非常に重要です。

毎日もらえるスワップポイントは確かに魅力的です。

しかし、そのスワップを何年も受け取り続けるためには、まず生き残らなければいけません。

私はこれこそがトルコリラ投資の本質だと思っています。

高スワップだから買うのではなく、高スワップを長く受け取れるレバレッジで持つ。

これが、現在の私がトルコリラ運用で最も大切にしている考え方です。

次の第2章では、さらに踏み込んで、

「では、トルコリラ投資のレバレッジは何倍くらいがいいのか?」

という一番気になる部分について考えていきます。

レバレッジ2倍、3倍、5倍、10倍では、トルコリラが下落したときの耐久力がどれくらい違うのか。

そして私自身がなぜ「スワップが増えたらすぐ買い増す」という考え方から、レバレッジを意識する運用へ変わったのか。

実際の数字を使いながら、できるだけ分かりやすく解説していきます。

第2章 トルコリラ投資のレバレッジは何倍まで?「1円下落」を想定すると怖さが見えてくる

第1章では、トルコリラ投資で最も大切なのは「スワップポイントをたくさん受け取ること」ではなく、リラ安になっても市場から退場しないことだとお話ししました。

では、実際にどのくらいのレバレッジで運用すればいいのでしょうか。

レバレッジ2倍なら安全なのか。

3倍ならどうなのか。

5倍になったら危険なのか。

FXでは最大25倍までレバレッジをかけられますが、私はトルコリラの長期スワップ運用で25倍近くまでレバレッジを上げることは、とても怖くてできません。

なぜなら、トルコリラは「金利が高い通貨」であると同時に、長期的には通貨価値が大きく下落してきた通貨だからです。

2026年9月18日のトルコリラ/円は1リラ=約3.217円でした。

わずか数年前の価格を知っている人からすれば、「ここまで安くなったのだから、そろそろ下げ止まるのでは?」と思ってしまいます。

しかし、第1章でも書いた通り、為替に絶対的な底値はありません。

だから私は「これ以上下がるかどうか」を予想するよりも、下がった場合に自分の口座がどうなるかを考える方が重要だと思っています。


まず覚えておきたい「1円下落」の破壊力

ここは非常に重要です。

トルコリラ/円を1万通貨保有しているとしましょう。

為替レートが1円下落すると、

1円×1万通貨=1万円

の為替差損が発生します。

10万通貨なら10万円。

50万通貨なら50万円。

100万通貨なら100万円です。

現在のトルコリラ/円が3円台であることを考えると、「1円くらい」と簡単に考えてはいけません。

仮に3.2円から2.2円になれば、価格そのものが約31%下落することになります。

トルコリラの長期投資では、このくらいの値動きまで想定しておくくらいの慎重さがあってもいいと私は思っています。

「そんなところまで下がるわけがない」

と思ってポジションを増やすのではなく、

「もしそこまで下がっても耐えられるか?」

と考えるのです。

投資では、この考え方の違いが生死を分けることがあります。


レバレッジ2倍と5倍では、同じ下落でも意味がまったく違う

例えば100万円の資金でトルコリラを運用するとします。

レバレッジ2倍なら、約200万円分のポジションを持つことになります。

一方、レバレッジ5倍なら約500万円分です。

当然ですが、保有量が増えればスワップポイントも増えます。

ここが高レバレッジの誘惑です。

「同じ100万円を入れるなら、たくさん持った方が毎日のスワップも多いじゃないか」

確かにその通りです。

しかし、利益が増えるということは、損失も同じように大きくなるということです。

例えば保有している通貨の価値が10%下落したとします。

単純化して考えると、レバレッジ2倍なら元本に対する影響は約20%。

レバレッジ5倍なら約50%。

10倍なら約100%相当です。

もちろん実際のFX口座では必要証拠金、スワップポイント、追加資金、ポジションを取得したレートなどが関係するため、これだけでロスカット価格を計算することはできません。

しかし、

「レバレッジを高くすると、小さな為替変動でも自己資金への影響が急激に大きくなる」

という基本原則は変わりません。


「レバレッジ5倍なら安全」とも言い切れない

ネットでFXについて調べていると、

「レバレッジ3倍なら安全」

「5倍程度なら大丈夫」

といった意見を目にすることがあります。

私は、この考え方にも少し注意が必要だと思っています。

なぜなら、同じレバレッジ5倍でも、ドル/円とトルコリラ/円ではリスクがまったく違うからです。

さらに、生活防衛資金とは別に100万円を入れている人と、貯金のほとんどを100万円入れている人でも意味が違います。

投資における「安全なレバレッジ」は、数字だけでは決められません。

その通貨の値動き、自分の資産、収入、追加資金を投入できるか、どれくらいの含み損まで精神的に耐えられるか。

すべてを考える必要があります。

だから私は、

「何倍までなら安全?」

ではなく、

「想定した下落が起きても持ち続けられるレバレッジか?」

という考え方をするようになりました。


私なら「2.5円になったら?」を先に考える

例えばトルコリラ/円が3.2円だとします。

ここから買おうと思ったとき、私は「3.5円になったらいくら儲かる?」という計算より先に、

「2.5円になったらどうなる?」

と考えます。

さらに、

「2円になったら?」

というケースも考えておきます。

3.2円から2.5円なら0.7円の下落です。

10万通貨なら約7万円の為替差損。

50万通貨なら約35万円。

100万通貨なら約70万円です。

そして3.2円から2円まで下落すれば1.2円の下落ですから、100万通貨なら単純計算で約120万円の為替差損になります。

もちろん、その間にもスワップポイントは積み上がります。

しかし、為替差損が大きくなれば、数か月分のスワップが一気に吹き飛ぶ可能性があります。

だからこそ私は、スワップを計算する前に為替差損を計算することが大切だと思っています。


「スワップ3万円貯まったら1ロット追加」は本当に複利なのか?

以前の私は、こんな運用方法も考えていました。

スワップポイントが3万円貯まったら、そのお金で1ロット追加する。

すると翌日から受け取れるスワップが増える。

また3万円貯まるまでの時間が短くなる。

さらに1ロット追加する。

これを繰り返せば、雪だるま式にスワップ収入が増えていきます。

理屈だけを見ると、非常に魅力的です。

しかし、ある時気付きました。

これを延々と続けたら、レバレッジが下がらない。

本来ならスワップポイントが貯まるほど口座の有効証拠金が増え、レバレッジは少しずつ低下していきます。

つまり、時間が経つほど口座が強くなるわけです。

ところが、貯まったスワップをすべて新しいポジションへ再投資すると、せっかく増えた余力を再びリスクにさらすことになります。

スワップ収入は増えます。

でも、リラが下落したときの損失額も増えます。

私はここが非常に重要だと思っています。

複利運用=必ず正解ではありません。

株式のインデックス投資で配当を再投資することと、高金利通貨のFXでスワップを使ってレバレッジを上げることは、同じように考えるべきではないのです。


スワップポイントを「利益」ではなく「防御力」にする

そこで最近、私が大切だと思うようになった考え方があります。

それは、

スワップポイントを買い増し資金ではなく、口座の防御力として使う

という考え方です。

例えば年間30万円のスワップポイントを受け取ったとします。

すぐにポジションを追加しなければ、その30万円は口座の余力になります。

翌年さらに30万円。

単純化すれば2年間で60万円です。

すると、同じポジション量でも実効レバレッジは少しずつ下がっていきます。

つまり、

時間が経つほどロスカットから遠ざかる口座

を作ることができます。

私は今、この状態の方が長期スワップ投資では重要なのではないかと考えています。

毎月のスワップ収入を最大化することだけを目標にするのではありません。

最初は少し物足りなくても、スワップを蓄積して口座を強くしていく。

そしてレバレッジが十分下がり、大きな下落が来たときに初めて少し買い増す。

この方が私は安心して眠れます。


下落した時こそ「買える余力」を残しておきたい

もう一つ、低レバレッジには大きなメリットがあります。

暴落したときに買えることです。

資金いっぱいまでポジションを持ってしまうと、トルコリラが大きく下落したときにできることはほとんどありません。

むしろ「ロスカットされないでくれ」と祈るだけになってしまいます。

しかし十分な余力を残していれば、

「かなり下がったから1ロットだけ追加しよう」

「さらに下がったら、もう1ロット買おう」

という選択肢を持つことができます。

これは精神的にも大きな違いです。

暴落を「恐怖」として見るのか。

それとも「安く買えるかもしれない局面」として見るのか。

その違いを作るのが資金余力だと思っています。


2026年9月だからこそ、私はレバレッジを上げすぎたくない

2026年9月現在もトルコの政策金利は37%という非常に高い水準です。

高いスワップポイントを期待できる環境が続いている一方で、トルコリラ/円は9月に一時3.14円台まで下落しました。

さらに9月にはトルコ国内の金融市場で一部ファンドの流動性問題を背景とした株式市場の混乱も発生し、当局が市場安定化措置を講じています。

高金利だから安心なのではありません。

高金利であること自体が、その国が抱えているインフレや通貨、金融市場のリスクと表裏一体なのです。

だから私は、スワップが高い今だからこそ欲張りすぎないようにしたいと思っています。

毎日のスワップを見ると、もう少し買いたくなる。

あと10ロット増やせば、年間スワップはいくら増える。

そんな計算をするのは楽しいです。

でも、その前に計算するべき数字があります。

「1円下落したら、私はいくら損するのか?」

こちらを先に計算する。

これだけでも、トルコリラ投資に対する考え方はかなり変わると思います。


私が目指したいのは「スワップ最大化」ではなく「生き残る運用」

投資をしていると、どうしても利益を最大化したくなります。

100万円あるなら100万円をフル活用したくなる。

スワップが貯まれば、また買いたくなる。

私自身、その気持ちは今でもあります。

でも、これまでのFX経験から学んだことがあります。

利益を最大化しようとすると、同時にリスクも最大化してしまう。

トルコリラ投資で年間100万円のスワップを目指してロスカットされるより、年間30万円でも10年間受け取り続けられる方がいい。

私は今、そう考えています。

高金利通貨投資では、派手に勝つことよりも生き残ること。

そしてスワップポイントを味方につけながら、少しずつレバレッジを下げて口座を強くしていく。

これが私の目指している長期運用です。

「どれだけ買えるか」ではなく、「どれだけ下がっても耐えられるか」。

トルコリラを長期保有するなら、この考え方を忘れないようにしたいと思います。

次の第3章では、いよいよこの考え方を実際の運用へ落とし込みます。

「スワップは再投資するべき?」「買い増しするならどんなタイミング?」「レバレッジをどこまで下げればいい?」

そして最後に、私自身がこれからトルコリラ投資をどのように続けていくのか。

高スワップに振り回されず、長期間生き残るための「カメさん流トルコリラ運用ルール」としてまとめたいと思います。

第3章 スワップは再投資するべき?私がたどり着いた「カメさん流」トルコリラ長期運用

第1章、第2章では、トルコリラ投資で私が最も重要だと考えている「レバレッジ管理」についてお話ししてきました。

ここまで読んでくださった方の中には、

「結局、スワップポイントは再投資した方がいいの?」

「トルコリラが下落したら買い増した方がいい?」

「何を基準にポジションを増やせばいいの?」

と思っている方もいるでしょう。

そこで最後の第3章では、これまでの内容を実際の運用へ落とし込んでいきたいと思います。

これは「この方法なら絶対に儲かる」という話ではありません。

為替の未来は誰にも分かりません。

2026年9月現在、トルコは依然として非常に高い政策金利を維持していますが、高金利だからトルコリラの価格が上昇するとは限りません。

だから私は、「これからトルコリラが上がるか、下がるか」を当てる運用ではなく、

上がっても下がっても続けられる運用

を目指しています。

長いFX経験の中で何度も失敗してきた私が、最終的にたどり着いたのがこの考え方です。


スワップ3万円が貯まったら1ロット追加。本当にこれでいい?

以前の私は、トルコリラのスワップポイントが一定額貯まるたびに買い増す方法を考えていました。

例えば、

「スワップが3万円貯まったら1ロット追加する」

というルールです。

これは一見、とても合理的です。

1ロット追加すれば毎日受け取れるスワップが増えます。

すると次の3万円が貯まるまでの期間が短くなります。

また1ロット追加する。

さらにスワップが増える。

いわゆる複利効果です。

数字だけを見ると非常に魅力的ですよね。

私も「これを何年も繰り返したら、かなり大きなスワップ収入になるのでは?」と考えました。

しかし、第2章で書いたように、ここには大きな問題があります。

ポジションを増やし続ければ、せっかくスワップによって増えた証拠金余力を再びリスクにさらしてしまうからです。

トルコリラが上昇している間は、それでも問題ありません。

怖いのは、その後に大きなリラ安が来た場合です。

積み上げたポジションが多ければ多いほど、為替差損も大きくなります。

だから現在の私は、

「スワップが貯まった=買っていい」ではない

と考えるようになりました。


私ならスワップをまず「口座の防御力」に使う

では、貯まったスワップポイントをどうするのか。

私はまず、そのまま口座に残します。

非常に地味です。

何も買いません。

しかし、この「何もしない」という選択が実は大切なのではないかと思っています。

例えば30万円のスワップポイントが貯まったとします。

ポジション量を変えなければ、その30万円によって口座の有効証拠金が増えます。

つまり、実効レバレッジが低下します。

さらに翌年もスワップが貯まる。

それでもポジションを増やさない。

すると時間が経つほど、同じポジションでも口座の耐久力が高くなっていきます。

私はこれを、

「スワップで口座に鎧を着せる」

ような感覚で考えています。

スワップポイントは新しいポジションを買うためだけのお金ではありません。

将来起こるかもしれない暴落に耐えるためのお金でもあるのです。


買い増すなら「スワップが貯まった時」ではなく「条件が整った時」

もちろん、私は今後一切トルコリラを買い増さないというわけではありません。

条件が整えば追加することも考えます。

ただし、

「3万円貯まったから買う」

という機械的なルールにはしません。

私が確認したいのは、買った後のレバレッジです。

例えばスワップが積み上がって実効レバレッジが十分低下したとします。

その状態でトルコリラが大きく下落した。

それでも追加購入後のレバレッジに十分な余裕がある。

こうした状況なら、少しずつ買い増す選択肢はあると思っています。

逆に、トルコリラが上昇しているからといって勢いに乗って大量に追加することは、できるだけ避けたいと思っています。

私が目指しているのは、

「上がったから買う」のではなく、「下がっても買える状態を作っておく」

ことです。

そのためには現金余力が必要です。


「買わない」という選択肢を持てることが、実は一番強い

投資をしていると、お金を寝かせておくのがもったいなく感じます。

100万円あれば、

「あと何ロット買えるかな?」

と考えてしまいます。

私もそうです。

でも投資では、買えることと、買うべきことは別です。

証拠金維持率に余裕がある。

追加資金もある。

スワップも貯まっている。

それでも買わない。

この選択肢を持てることが、長期運用ではとても大切だと思っています。

なぜなら暴落した時、現金を持っている人には「買う」という選択肢があります。

しかし資金いっぱいまでポジションを持っている人は、暴落すると「売るか、耐えるか」しか選べなくなります。

私は投資において、

選択肢を残しておくこと自体がリスク管理

だと思っています。


「証拠金維持率が高いから安心」だけでは足りない

FX会社の画面には証拠金維持率が表示されています。

500%、1,000%、2,000%。

数字が大きければ安心したくなります。

もちろん、証拠金維持率は非常に重要です。

しかし私は、それだけを見るのでは不十分だと思っています。

なぜなら証拠金維持率は、その時点の為替レートを基準にした数字だからです。

トルコリラが大きく下落すれば、含み損が増え、有効証拠金は減っていきます。

そこで私が確認したいのは、

「今の維持率はいくら?」ではなく、「1円下落したらどうなる?」

という数字です。

例えば保有量が100万通貨なら、トルコリラ/円が1円下落すると単純計算で100万円の為替差損になります。

この数字を見て、

「100万円下がっても問題ない」

と思える資金量なのか。

それとも、

「そんなに下がったら口座が危ない」

という状態なのか。

後者なら、私はポジションを増やすべきではないと思います。


トルコリラが2円になっても続けられるか?

私は最近、トルコリラ投資について考えるとき、かなり厳しいシナリオを想定するようにしています。

例えば、

「1リラ=2円になったら?」

です。

2026年9月現在の3円台前半から考えると、かなり大きな下落です。

実際に2円になると予想しているわけではありません。

重要なのは予想ではなく、

「もしそうなったら自分はどうなるのか」

を事前に知っておくことです。

含み損はいくらになるのか。

証拠金維持率はどの程度になるのか。

ロスカットまで余裕があるのか。

追加資金なしでも耐えられるのか。

その状態でも普通に仕事へ行き、夜眠れるのか。

ここまで考えてポジション量を決めます。

「3円以下にはならないだろう」という希望を前提にポジションを作るのと、「2円になっても生き残る」ことを考えて作るのでは、運用方法はまったく違ってきます。


FXで何度も失敗したから分かった「レバレッジの怖さ」

私は投資を20年以上続けています。

株式投資だけでなく、FXも長く経験してきました。

そして恥ずかしい話ですが、FXでは何度も大きな失敗をしています。

過去には資金をほとんど失ったこともあります。

自動売買にまとまった資金を入れて、短期間で大きく失った経験もあります。

そのたびに、

「次はもっと慎重にやろう」

と思うのですが、利益が出始めると人間は欲が出るものです。

ポジションを増やす。

利益が増える。

さらに増やす。

最初は低かったレバレッジが、いつの間にか高くなっている。

そして想定外の相場が来る。

私自身、何度もこの繰り返しを経験してきました。

だから今は、

FXで一番怖いのは「相場」ではなく、「欲が出た時の自分」なのではないか

とさえ思っています。

相場はコントロールできません。

トルコリラの価格もコントロールできません。

トルコの政策金利も、インフレも、世界情勢も私には変えられません。

でも一つだけ、自分で完全にコントロールできるものがあります。

保有するポジション量です。

だから私はレバレッジ管理を何より大切にしたいのです。


カメさん流・トルコリラ長期運用の考え方

ここまで3章にわたって書いてきた内容を一言でまとめるなら、

「欲張らない」

これに尽きると思います。

高スワップだからといって、資金いっぱいまで買わない。

スワップが貯まったからといって、すぐ再投資しない。

トルコリラが下落したからといって、「底だ」と決めつけて大量に買わない。

まずは余力を残す。

スワップを貯める。

レバレッジを少しずつ下げる。

そして本当に大きく下落した時にも動ける資金を残しておく。

私はこの運用を続けたいと思っています。

派手ではありません。

SNSで「1日スワップ1万円!」と自慢できるような運用でもありません。

でも私は、短期間で大きく稼ぐことより、

5年後、10年後にもトルコリラを保有しながらスワップを受け取っていること

を目指したいと思っています。


高スワップより大切なのは「退場しないこと」

トルコリラ投資には大きな魅力があります。

2026年9月現在もトルコは非常に高い政策金利を維持しており、FX会社によっては魅力的なスワップポイントを受け取ることができます。

しかし、その高い金利だけを見て投資すると危険です。

高インフレ。

長期的なリラ安。

金融政策。

政治・地政学リスク。

そして円高リスク。

さまざまな要因によってトルコリラ/円は大きく動きます。

だからこそ私は、

「年間スワップはいくら?」より先に「1円下落したらいくら損する?」

を計算します。

そして、

「何ロットまで買える?」ではなく「どこまで下落しても耐えられる?」

を考えます。

投資で未来を完璧に予測することはできません。

だから未来を当てる必要のないポジション量にする。

それが、何度も失敗してきた私が今たどり着いたトルコリラ投資の考え方です。

スワップポイントは確かに魅力的です。

でもスワップは、ロスカットされたらそこで終わりです。

1日でも長く。

1年でも長く。

できれば5年、10年と受け取り続ける。

そのために必要なのが、低レバレッジと十分な余力です。

「ゆっくりでもいいから、退場しない。」

投資も資産形成も、私はそれでいいと思っています。

無理せず、焦らず、欲張らず。

これからもカメさんらしく、ゆっくり資産を育てていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が、これからトルコリラ投資を始める方や、すでにスワップ運用をしている方にとって、ポジション量をもう一度考えるきっかけになれば嬉しいです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

カメさんでした!

※本記事は筆者自身の投資経験をもとにした情報提供を目的とするもので、特定の通貨や金融商品の購入を推奨するものではありません。FXは元本が保証される商品ではなく、レバレッジによって預けた資金を上回る損失が発生する可能性もあります。投資判断は、ご自身の資産状況やリスク許容度を踏まえて行ってください。

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