もし乗っ取り被害で損したら確定申告で取り戻せるの?〜カメさん、干し芋どころか株も焼かれた〜

こんにちは、投資歴23年、FXで4回全損、干し芋とTHE NORTH FACEにすべてを賭けた男、カメです。
今回は超リアルに怖い話です。
そう、「証券口座が乗っ取られて資産が消えたらどうなるのか」っていう恐怖。
しかもカメはこういうことに限って“当事者になりがち”な人生でした。
なので、「実際に乗っ取り被害で資産が消えたら、確定申告でどうなるのか?」というテーマでお送りします。
◆ そもそも「乗っ取り被害」ってどんな状況?
証券会社のアカウントが何者かに乗っ取られ、勝手に株を売買されたり、出金されたりする事件が増えています。
最近ではスマホのSMS認証を突破される「SIMスワップ詐欺」も話題に。
しかも被害にあった場合、損した金額が大きくても、「自己責任扱い」されることすら…。
◆ カメ、やらかした風の妄想劇場(※未遂)
証券口座に不審ログインがあり、ある朝目覚めると「資産残高0円」になっていたら?
カメのように寝起きに冷蔵庫の干し芋を一気食いしそうになります。
焦って証券会社に電話したら、
「第三者による不正出金の可能性がありますが、証拠がないと返金できません」
と言われたら?
この時、カメが考えるのはただ一つ。
「これ、税金で取り戻せるのか…?」
◆ 結論:基本的に確定申告で損失補填はできません
税務署はこう言うでしょう。
「不正アクセスによる損害は、投資損失ではなく“盗難”または“詐欺被害”なので、損益通算できません」
つまり、NISA口座でやられても、特定口座でやられても、
- 投資で損をしたのではなく
- 資産を“盗まれた”と扱われる
→確定申告での控除対象外ということになります。
◆ それでもカメはあきらめなかった。唯一の道は「雑損控除」
「盗まれたら税金上は“損失”として申告できないのか?」と思いきや…
実は雑損控除という制度があります。
● 雑損控除とは?
自然災害・火災・盗難・横領などによる損害を、一定条件のもとで所得控除できる制度。
つまり、証券口座がハッキングされたら“盗難”に該当する可能性がある!
◆ 雑損控除の条件
- 自分または生計を一にする家族が受けた損害であること
- 「やむを得ない理由」であること(怠慢や過失があるとNG)
- 警察への届け出、証券会社の証明など、客観的な証拠が必要
◆ 雑損控除の計算式(ちょいムズ)
matlabコピーする損失額 − 補てんされた保険金など − (総所得金額 × 10%) = 控除対象額
なので、たとえば年収500万円(総所得約400万円)のカメさんが、30万円の乗っ取り損失を受けたとしても、
400万円 × 10% = 40万円 → 控除される金額はゼロ
つまり、損害がかなり大きくないと、節税効果はほぼ期待できないのが現実。
◆ じゃあどうしたらいい?カメ流「乗っ取り防止マニュアル」
✅ 1. 二段階認証はマスト。SMSだけでなく、認証アプリ型に切り替える
✅ 2. 証券口座と銀行口座のパスワードは完全に分ける
カメはかつて「doge12345」を全アカウントで使っていた(本気)
→絶対ダメ。1つバレたら全滅。
✅ 3. 利用してない口座は凍結 or 最低限の資金に
放置口座ほど乗っ取られやすい。
✅ 4. ログイン履歴を毎週チェック
SBI証券などは「直近のログインIP」が見られる。
不審なログインがあれば即座にパスワード変更&証券会社に連絡。
◆ カメが語る証券会社選びのポイント(失敗談含む)
- 不正出金補償制度があるか?
→ SBI証券、楽天証券、マネックスなどは明記あり - 電話サポートの対応が早いか?
→ 実際にトラブル時の対応が命 - アプリで“セキュリティ管理”が細かくできるか?
→ 通知設定、出金制限、ログイン制限があると◎
◆ カメ的まとめ:時代は“利益を守る防衛投資”へ
- 投資で増やすだけでなく
- 増えたお金を奪われないことが超重要
カメはかつて資産4000万円を築いたが、
「安心しきって油断した結果、パスワードがメモ帳に貼られていた事件」で一時消えかけた。
「攻めの投資」だけでなく、
「守りの設定」ができてこそ、本当の意味での“投資リテラシー”なのだ。
◆ 最後に一言
干し芋は腐るけど、資産は守れば腐らない。
でも、放置してると腐るのはどちらも同じ。
証券口座も、芋も、ちゃんと管理しよう。お金のことは税理士さんに相談しましょう!