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株式

株はパニックで買える!株で買った人が勝つ理由

yoshihiro734537

株は「危機」の中でこそチャンスになることがある

〜恐怖と向き合える人ほど、将来の利益をつかみやすい〜

株式投資の世界では、「恐怖の中にチャンスあり」という言葉があります。
これは、誰もが不安になって株を手放すタイミングこそ、冷静に企業価値を判断できる人にとっては投資の好機になることがあるという考え方です。

ただし、これは「危機で買えば必ず儲かる」という意味ではありません。
むしろ、リスクを理解し、余剰資金で冷静に判断できる人だけが活用できる戦略です。


■ どうして株価は危機で大きく下がるのか?

  • 戦争や企業不祥事が起きると、投資家は「今後の業績が悪化するのでは?」と考えて株を売ります。
  • 機関投資家もリスク管理のために保有株を減らし、ロスカットや自動売りが発生します。
  • 結果として、企業価値以上に下がる“過剰なパニック売り”が起こることがあります。

しかしその後、企業が再建したり、経済が落ち着いたりすると株価がもとに戻るケースもあります。


■ 実例①:企業不祥事からの回復(オリンパス)

  • 2011年:オリンパスの損失隠し問題が発覚
     株価は156円まで急落しました。
  • その後、経営体制の刷新・業績回復が進み、
     2022年には3,000円台まで回復

もしあの時に投資をしていれば大きな利益となりましたが、
同時に「企業が立て直しに失敗する可能性」もあったため、当時は非常に不安な状況でした。


■ 実例②:戦争と株価の関係(イラク戦争 2003年)

  • 2003年のイラク戦争開始時、日本株は大きく下落しました。
  • しかしその後、世界経済は復興・成長へ向かい、株価も回復傾向となりました。
  • 例えば防衛・重工業系の三菱重工は、200円台 → 約900円台(2007年)まで上昇しました。

ただし戦争は倫理的・人道的問題を含むため、投資対象として過度に語ることには注意が必要です。


■ 危機で買う人 vs 売る人 — 差が生まれる理由

タイプ行動結果になりやすい傾向
不安で売る「もうダメだ…」と損切り損失確定、後で上昇して悔しくなることも
冷静に判断する企業価値が変わらないと考え、少しずつ買う長期的に利益を得られることがある

ただし、「勝てる保証」はどこにもありません。
投資判断は自己責任であり、リスク管理が最重要です。


■ 危機で投資する時の注意点

① 資金は分割して使う
 一度に買わず、同じ金額を複数回に分けて投資(ドルコスト平均法)

② 信用取引や過度なレバレッジは避ける
 急落で資金を失う可能性があるため、現物株+余剰資金が基本

③ 長期で構える心構えを持つ
 数週間ではなく、3年〜10年の視点が必要になることも


■ まとめ

最も大事なのは「資金管理」と「感情に振り回されない冷静さ」

株価は「恐怖」で下がり、「安心」で上がる傾向がある

不祥事や戦争などの危機は、短期的には下落しても、長期で回復する企業もある

ただし、すべての企業が戻るわけではないため、業績・財務状況の分析が必要

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