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【2026年最新版】60歳までに「配当金だけで暮らす」は可能?三菱HCキャピタル・NTTで月10万円を目指す

yoshihiro734537

第1章 60歳までに「配当金で暮らす」は夢なのか?まずは月1万円から考えてみる

こんにちは、カメさんです!

投資を長く続けていると、一度はこんなことを考えたことがありませんか?

「いつか給料ではなく、配当金で生活できるようになりたい。」

私も考えます。

毎朝起きて満員電車に乗り、会社へ行って働く。

仕事が忙しい時期には、「これを60歳、65歳まで続けるのか……」と思うこともあります。

そんな時に魅力を感じるのが、株を保有することで定期的に入ってくる「配当金」です。

自分が会社へ行って働いている間にも、保有している企業が利益を上げ、その一部を株主へ還元してくれる。

もちろん株式投資なので元本保証ではありませんし、業績が悪化すれば減配や無配になる可能性もあります。

それでも、毎年少しずつ配当金を増やし、将来的に生活費の一部を配当で賄えるようになったら、会社員にとってかなり大きな安心材料になるのではないでしょうか。

そこで今回考えてみたいのが、

「60歳までに配当金で暮らせる状態を作ることは、本当に可能なのか?」

というテーマです。

完全に配当だけで生活するのは簡単ではありません。

しかし、「配当だけで生活する」か「配当がほとんどない」かの二択で考える必要もありません。

月1万円、3万円、5万円、そして10万円。

少しずつ配当収入を増やしていけば、60歳になった時の生活はかなり変わってくるはずです。

今回は三菱HCキャピタルやNTTなど、長期間にわたって増配を続けている日本企業も例にしながら、現実的な配当生活について考えていきます。


月1万円の配当でも、年間では12万円になる

「月1万円の配当なんて大したことない。」

そう思う人もいるかもしれません。

でも、年間にすると12万円です。

12万円あれば、毎月のスマートフォン代やインターネット代をかなり賄えます。

月3万円なら年間36万円。

マンションの管理費や光熱費など、固定費の一部を配当で払える人も出てくるでしょう。

月5万円なら年間60万円です。

そして月10万円なら年間120万円。

ここまでくると、老後の生活やセミリタイアを考えた時に、かなり大きな存在になってきます。

例えば60歳以降、年金とは別に年間120万円の配当収入があるとします。

単純計算では毎月10万円。

働く時間を減らしたり、生活費の安い地域へ移住したりする選択肢も広がります。

「配当だけで豪華な生活をする」という発想ではなく、

「配当によって、働かなければならない金額を減らしていく。」

私はこの考え方の方が、普通の会社員には現実的だと思っています。


配当金を月10万円もらうには、いくら必要?

それでは一番気になるところを計算してみましょう。

年間120万円の配当金を受け取る場合、必要な投資元本は配当利回りによって大きく変わります。

平均配当利回りを年3%とすると、

120万円÷3%=4,000万円

必要になります。

4%なら、

120万円÷4%=3,000万円

5%なら、

120万円÷5%=2,400万円

です。

こうして見ると、

「3,000万円なんて無理だよ!」

と思ってしまいますよね。

私もそう思います(笑)。

でも、ここで重要なのが最初から3,000万円を用意する必要はないということです。

例えば毎月一定額を投資し、受け取った配当金を再投資します。

さらに企業が利益を伸ばし、1株当たりの配当金を少しずつ増やしてくれれば、自分で追加投資する金額以上に配当収入が成長していく可能性があります。

これが「増配」と「配当再投資」の面白いところです。


高配当よりも「増配」を私は重視したい

高配当株というと、どうしても現在の配当利回りに目がいきます。

利回り3%より5%。

5%より7%。

数字だけを見ると、利回りが高ければ高いほど魅力的に感じます。

しかし、私はここに落とし穴があると思っています。

配当利回りが異常に高くなっている企業は、株価が大きく下落しているだけかもしれません。

業績が悪化すれば、その高い配当を維持できなくなり、翌年には減配される可能性もあります。

だから私は、

「今いくらもらえるのか」だけではなく、「10年後にも配当を出してくれそうか」

を見ることが大切だと考えています。

そこで注目したいのが、長期間にわたって配当を増やしている企業です。

代表的な一社が三菱HCキャピタルです。

三菱HCキャピタルは2026年3月期まで26期連続で増配を続け、2027年3月期についても27期連続増配を目指しています。

会社予想では2027年3月期の純利益は1,600億円、配当性向は45.8%を見込んでいます。

つまり、一時的に高い配当を出している企業ではなく、長い年月をかけて株主還元を積み上げてきた会社なのです。

NTTも同様です。

NTTは2026年度の年間配当を1株5.4円とし、実現すれば16期連続増配となる予定です。

さらに2026年5月には、2,000億円を上限とする自己株式取得も決定しています。

配当だけではなく自社株買いも含め、株主還元を重視している企業であることが分かります。


連続増配株を少しずつ集めるという考え方

私は配当投資では、

「今年一番配当利回りが高い会社はどこだ?」

と探し続けるより、

「10年、20年と持ち続けられる会社を少しずつ増やす」

方が自分には合っていると思っています。

例えば三菱HCキャピタルだけに全財産を投資するのではありません。

NTT、銀行、商社、保険、通信、エネルギーなど、異なる業種の企業へ少しずつ分散します。

そして受け取った配当金も使わずに再投資する。

最初は年間1万円だった配当金が3万円になり、5万円になり、10万円になる。

年間10万円を超えた頃から、「配当金って意外と大きいな」と実感する人も増えてくると思います。

さらに年間30万円、50万円、100万円と成長していけば、人生の選択肢は確実に増えていきます。


「配当だけで暮らす」にこだわらなくてもいい

そして、今回の記事で私が一番伝えたいのはここです。

60歳までに年間300万円の配当収入を作れなかったとしても、失敗ではありません。

年間120万円でもいい。

年間60万円でもいい。

年間36万円でもいいのです。

仮に60歳になった時、毎月3万円の配当が入ってくるだけでも年間36万円です。

これが10年間続けば360万円。

もちろん実際には配当額は変動しますし、減配される可能性もあります。

それでも、給与や年金とは別の収入源を作っておく意味は大きいと思います。

私はFIREという言葉を見ると、「何千万円、何億円必要」という話ばかりが目につきます。

でも、本当の意味で大切なのは完全に仕事を辞めることではなく、

「お金のためだけに働かなくてもいい状態へ少しずつ近づくこと」

なのではないでしょうか。

配当金が月3万円あれば、3万円分働く時間を減らせるかもしれません。

月5万円なら、さらに選択肢が広がります。

月10万円になれば、生活費の安い場所でセミリタイアすることも現実味を帯びてきます。

60歳までまだ時間があるなら、その時間を味方につけて少しずつ「自分年金」を作っていく。

これがカメさん流の配当投資です。

次の第2章では、今回名前を挙げた三菱HCキャピタルとNTTを中心に、「なぜ長期配当投資の候補になるのか」を2026年9月時点の最新決算や配当実績を見ながら詳しく掘り下げていきます。

そして、「100株持ったら配当はいくら?」「1,000株なら?」「将来月10万円の配当を目指すなら?」というところまで、具体的に考えてみたいと思います。

第2章 三菱HCキャピタルとNTTを買ったら配当はいくら?100株・1,000株で計算してみた

第1章では、「60歳までに配当金で暮らせる状態を作ることは可能なのか?」について考えてみました。

月10万円の配当収入を得るには年間120万円。

配当利回り4%で単純計算すると、約3,000万円もの投資元本が必要になります。

こう聞くと、

「やっぱり配当生活なんて、お金持ちにしかできないじゃん……」

と思ってしまいますよね。

でも私は、いきなり年間120万円を目指す必要はないと思っています。

最初は年間1万円でもいい。

それが3万円になり、5万円になり、10万円になる。

さらに受け取った配当を再投資しながら、増配してくれる企業を長期間保有する。

そうやって少しずつ「給料以外から入ってくるお金」を育てていくのが、普通の会社員にとって現実的な配当投資ではないでしょうか。

そこで今回は、私が長期配当投資を考えるうえで注目している三菱HCキャピタルとNTTを例にして、実際にどのくらいの配当金を受け取れるのか考えてみたいと思います。


三菱HCキャピタルは「27期連続増配」を目指す

まずは三菱HCキャピタルです。

三菱HCキャピタルという名前だけを見ると、「三菱系の金融会社?」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

もともとは三菱UFJリースと日立キャピタルが経営統合して誕生した会社で、現在は法人向けファイナンスだけではなく、航空、物流、不動産、環境エネルギーなど幅広い事業を展開しています。

配当投資家から特に注目されている理由が、長期間にわたる増配実績です。

2026年3月期まで増配を続け、2027年3月期も増配となれば27期連続増配となる予定です。

2026年3月期の純利益は1,622億円。

2027年3月期については純利益1,600億円を予想しており、利益については前期比1.4%減を見込んでいます。

それでも会社は増配方針を維持しています。

長期配当投資をする私たちにとって、ここは非常に興味深いポイントです。

株価が1年間で何%上がるかを予想することは難しいですが、長期間にわたって株主への還元を増やしてきた企業なら、

「これからも利益を伸ばしながら、株主に還元してくれるだろうか?」

という視点で長期保有を考えることができます。

もちろん27期連続増配だからといって、28期、29期、30期も必ず増配する保証はありません。

業績悪化や経済環境の変化によって、配当が据え置きになったり、減配されたりする可能性はあります。

だからこそ、「連続増配だから絶対安心」と考えるのではなく、利益や配当性向、財務状況を毎年確認することが大切です。


三菱HCキャピタルを100株持つと年間4,500円

それでは実際に計算してみましょう。

三菱HCキャピタルは、2027年3月期の年間配当を1株45円と予想しています。

100株保有していれば、

45円×100株=年間4,500円

です。

500株なら、

年間22,500円。

1,000株なら、

年間45,000円。

2,000株なら、

年間90,000円。

5,000株まで増えると、

年間225,000円。

月平均にすると約18,750円になります。

もちろん実際の配当は年2回に分けて支払われるため、毎月18,750円が振り込まれるわけではありません。

また、特定口座などの課税口座では配当に原則として約20%の税金がかかるため、手取り額は少なくなります。

それでも年間22万円を超える配当が入ってくるようになれば、家計に与えるインパクトはかなり大きくなります。

さらに重要なのは、現在の45円という配当額だけではありません。

仮に企業の利益成長に伴って今後も増配が続けば、同じ株数を保有しているだけでも受け取る配当金が増えていく可能性があります。

これこそ、私が「高配当」だけではなく「増配」に注目したい理由です。


NTTは1株5.4円でも侮れない

続いてNTTです。

NTTという会社については説明する必要がないくらい有名ですね。

携帯電話のドコモをはじめ、日本の通信インフラを支える巨大企業です。

そしてNTTも、配当投資家に人気のある銘柄の一つです。

2026年度の年間配当予想は1株5.4円

前年度の5.3円から0.1円の増配です。

「たった0.1円?」

と思うかもしれません。

しかし、今回の増配が実現すれば16期連続増配となります。

さらにNTTによれば、現在の配当額は株式分割を考慮したベースで2003年度と比較すると10倍以上に拡大しています。

私はこういう会社を見ていると、配当投資では「今年いくらもらえるか」だけを見るのではなく、「10年、20年という時間」を見ることが大切だと感じます。


NTTを100株・1,000株持ったらいくら?

NTTについても計算してみましょう。

年間配当を5.4円として計算すると、100株なら、

5.4円×100株=年間540円。

1,000株なら、

年間5,400円。

5,000株なら、

年間27,000円。

10,000株なら、

年間54,000円。

となります。

100株だけを見ると年間540円なので、

「少なっ!」

と思いますよね(笑)。

でもNTTは2023年に1株を25株にする大規模な株式分割を実施したため、現在は少額から購入しやすくなっています。

最初から何千株も買う必要はありません。

100株買って、余裕ができたらまた100株。

株価が下がった時に100株。

ボーナスが入った時に100株。

そんなふうに時間をかけて株数を増やしていく方法もあります。

配当投資は一気に完成させるものではありません。

私は「配当金という小さな雪玉を作って、それを何年も転がして大きくしていく投資」だと思っています。


NTTは配当だけでなく2,000億円の自社株買いも

NTTで注目したいのは配当だけではありません。

会社は2026年5月、2,000億円を上限とする自己株式取得を決定しています。

取得株式数の上限は14億株で、取得期間は2026年5月11日から2027年3月31日までとなっています。

自社株買いをすると、市場に流通する株式数が減少することで、1株当たりの価値や利益の向上につながる場合があります。

つまりNTTは、

「増配+自社株買い」

という二つの方法で株主還元を行っているわけです。

長期保有を考えるうえでは、単純な配当利回りだけではなく、こうした会社の株主還元方針も確認しておきたいところです。


三菱HCキャピタルとNTT、どちらか一社に集中しない

ここまで読むと、

「じゃあ三菱HCキャピタルをたくさん買えばいいんじゃない?」

と思うかもしれません。

私はそうは考えていません。

どんな優良企業でも、将来何が起こるかは分からないからです。

三菱HCキャピタルにも事業上のリスクがありますし、NTTにも通信市場の競争や巨額の設備投資など、それぞれ異なるリスクがあります。

だから私は、配当投資でも分散が大切だと思っています。

例えば三菱HCキャピタルのような金融・リース系企業。

NTTのような通信企業。

そこに商社、銀行、保険、エネルギー、医薬品などを組み合わせていく。

そうすれば、一つの業界が不調になっても、別の業界から配当を受け取れる可能性があります。

そして、ここでもう一つ大切なのが新NISAです。

NISA口座で保有する国内株式の配当金については、一定の条件を満たせば非課税で受け取ることができます。

長期間配当を積み上げるのであれば、この「税金がかからない」というメリットは非常に大きくなります。

ただし国内株式の配当金をNISAで非課税にするためには、配当金の受取方法を株式数比例配分方式にしておく必要があります。

せっかくNISAで高配当株を買うなら、ここは忘れず確認しておきたいポイントです。


1社で月10万円ではなく「配当チーム」を作る

私は、配当生活を目指すなら「一つの銘柄で月10万円」を目標にする必要はないと思っています。

三菱HCキャピタルから年間5万円。

NTTから年間3万円。

商社から10万円。

銀行株から10万円。

保険株から10万円。

その他の銘柄から20万円……。

こんなふうに複数の企業から少しずつ配当を受け取って、合計額を大きくしていけばいいのです。

私はこれを勝手に、

「自分専用の配当チーム」

だと思っています(笑)。

一社の社員として給料をもらうだけではなく、何十社という企業に自分のお金を働かせる。

自分が寝ていても、旅行していても、それぞれの企業では社員の方々が働き、新しい商品やサービスを生み出しています。

そして利益の一部を株主である自分にも還元してくれる。

これが株式投資の面白いところだと思います。


では、60歳までに月10万円は本当に作れるのか?

ここまで三菱HCキャピタルとNTTを見てきましたが、おそらく皆さんが一番気になるのは、

「結局、60歳までに月10万円の配当は作れるの?」

ということだと思います。

ここからが今回の記事で一番面白いところです。

例えば現在40代の会社員が、60歳まで毎月3万円、5万円、10万円を高配当株へ投資したらどうなるでしょうか。

さらに受け取った配当金を使わず、そのまま再投資したら?

企業が少しずつ増配してくれたら?

そして新NISAを利用して税金を抑えたら?

「3,000万円を今すぐ用意する」という話とは、かなり景色が変わってきます。

配当生活で一番重要なのは、今持っている資産額だけではありません。

これから何年間投資できるのか。そして、毎年どれだけ追加投資できるのか。

時間も立派な資産なのです。

次の第3章では、いよいよ**「60歳までに月3万円・5万円・10万円の配当を作るには、毎月いくら投資すればいいのか?」**を具体的にシミュレーションしてみます。

毎月3万円、5万円、10万円を積み立てた場合に資産と配当がどのくらい育つのか。

そして最後に、私自身が考える「配当金+年金+その他の収入で無理なくセミリタイアする方法」まで考えてみたいと思います。

「配当だけで暮らす」は難しくても、

「配当があるから、無理して働かなくてもいい。」

そんな60代を作ることなら、決して夢物語ではないと思っています。

第3章 60歳までに月10万円の配当は作れる?毎月3万円・5万円・10万円を投資した未来を考える

第1章では「配当金で暮らすためにはいくら必要なのか」、第2章では三菱HCキャピタルやNTTを例に、実際に株を保有するとどのくらいの配当金がもらえるのかを考えてきました。

そして第3章では、いよいよ今回の記事の本題です。

「普通の会社員でも、60歳までに月10万円の配当収入を作ることはできるのか?」

について考えてみたいと思います。

配当投資の記事を読んでいると、

「年間配当120万円達成!」

「配当金だけで生活しています!」

といった羨ましい話を目にすることがあります。

でも、その人がいくら投資しているのかを見ると、

「5,000万円……。」

「いやいや、それだけ資産があればできるでしょう(笑)」

と思うこともあります。

私が知りたいのはそこではありません。

今から投資を始める普通の会社員が、毎月の給料から無理のない金額を投資していったら、60歳になった時にどのくらいの配当を作れるのか。

こちらの方がずっと重要だと思っています。

そこで今回は、毎月3万円、5万円、10万円を投資し続けたケースを考えてみます。


まず「月3万円の配当」を目標にしてみる

いきなり月10万円を目指すと、必要な資産額が大きすぎて嫌になってしまいます。

そこで最初の目標を、

月3万円の配当

にしてみます。

月3万円なら年間36万円です。

仮にポートフォリオ全体の配当利回りを4%とすると、

36万円÷4%=900万円

の投資元本が一つの目安になります。

もちろん、これは税引前の単純計算です。

課税口座では税金がかかりますし、株価や配当利回りも常に変化します。

それでも「900万円」と聞くと、月10万円の配当を作るための3,000万円より、かなり現実味が出てきませんか?

毎月3万円を投資すれば年間36万円。

10年間なら元本だけでも360万円です。

毎月5万円なら年間60万円なので、10年間で600万円。

毎月10万円なら年間120万円ですから、10年間では1,200万円になります。

ここに運用益と配当再投資が加われば、さらに資産が成長する可能性があります。

もちろん相場次第では10年後に元本を下回っている可能性もあります。

しかし大切なのは、

「一気に900万円作る」のではなく、「時間を使って900万円へ近づいていく」

という考え方です。


月5万円の配当なら年間60万円

次は月5万円です。

年間では60万円。

配当利回り4%と仮定すると、

60万円÷4%=1,500万円

の投資元本が必要になります。

1,500万円。

かなり大きな金額ですよね。

でも60歳時点で1,500万円の株式資産を持っていて、そこから年間60万円程度の配当を受け取れる状態を作れたらどうでしょう。

毎月平均5万円です。

電気代。

ガス代。

通信費。

食費の一部。

マンションの管理費。

こうした毎月必ず発生する生活費のかなりの部分を配当で賄える可能性があります。

私はこれだけでも十分に「成功」だと思います。

なぜなら60歳以降に必要なのは、必ずしも配当だけで生活することではないからです。

公的年金もあります。

個人年金を準備している人もいるでしょう。

少しだけ働くという選択肢もあります。

さらに投資信託や預貯金など、配当株以外の資産を持っている人もいるでしょう。

そう考えると、

「生活費100%を配当で払う必要はない」

のです。


月10万円の配当なら必要資産は約3,000万円

そして最終目標です。

月10万円。

年間120万円。

配当利回り4%なら、

120万円÷4%=3,000万円

です。

やはり簡単ではありません。

しかし、ここで「3,000万円なんて無理」と記事を閉じる必要はありません(笑)。

例えば毎月10万円を10年間投資すれば、投資元本だけで1,200万円になります。

15年間なら1,800万円。

20年間なら2,400万円です。

さらに受け取った配当を再投資して、企業が利益を伸ばしながら増配してくれれば、資産形成のスピードが速くなる可能性があります。

逆に株価下落や減配もありますから、「20年積み立てれば必ず3,000万円になる」という話ではありません。

ここは勘違いしないようにしたいところです。


配当を使わない時期が実は一番重要

私は、配当投資で資産を作る時期には、できるだけ配当金を使わないことが大切だと思っています。

例えば年間10万円の配当を受け取ったとします。

「10万円入った!旅行に行こう!」

これも楽しいです(笑)。

投資をしているのですから、自分へのご褒美に使うのも悪いことではありません。

でも資産形成を優先する時期なら、その10万円で再び配当株を購入します。

その株から翌年、新しい配当金が生まれます。

そして、その配当金でまた株を買います。

すると、

株が配当を生み、その配当が新しい株を買い、その株がさらに配当を生む。

少しずつですが、お金がお金を生み出す仕組みができてきます。

これが複利の面白さです。

最初の数年間は、「こんなに投資しているのに配当はこれだけ?」と思うかもしれません。

しかし株数が増え、さらに保有企業が増配してくれれば、徐々に年間配当額が大きくなっていきます。

雪玉を転がすのと同じです。

最初の雪玉を大きくする時期が一番大変なのです。


新NISAの1,800万円をどう使うか

2026年現在、配当投資をするなら新NISAも上手に利用したいところです。

新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があります。

年間投資枠は合計360万円。

非課税保有限度額は1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円までとなっています。

個別の日本株を購入する場合は、基本的に成長投資枠を使うことになります。

この非課税枠は配当投資との相性が非常に良いと思っています。

通常、課税口座で上場株式の配当を受け取ると原則20.315%が源泉徴収されます。

例えば年間100万円の配当なら、単純計算では約20万円もの税金です。

年間120万円なら約24万円。

これが毎年続けば大きな差になります。

だからこそNISAで長期保有する銘柄については、

「今、一番利回りが高い株」

だけではなく、

「10年後、20年後にも持っていたい会社か?」

という視点で選びたいと思っています。

NISAの貴重な非課税枠だからこそ、短期間で何度も売買するより、長く付き合える会社を選びたいですね。


三菱HCキャピタルやNTTだけで完成させない

第2章では三菱HCキャピタルとNTTを取り上げました。

どちらも長期配当投資では魅力を感じる企業ですが、この2社だけに資産を集中させるつもりはありません。

配当生活を目指すなら、

通信。

金融。

商社。

保険。

エネルギー。

食品。

医薬品。

不動産。

製造業。

など、複数の業種へ分散した方が安心だと考えています。

例えば通信業界が厳しい年でも、商社が好調かもしれません。

銀行が苦しい時期に、食品会社は安定しているかもしれません。

景気によって強い業種と弱い業種は変わります。

だから一つの企業から年間120万円を受け取るのではなく、何十社もの企業から少しずつ受け取る。

第2章で書いた**「自分専用の配当チーム」**を作っていくわけです。


高配当株だけに全財産を入れる必要もない

そして、ここも非常に重要です。

「配当生活を目指す=全財産を高配当株にする」

ではありません。

私は投資信託による資産形成も非常に重要だと思っています。

例えばS&P500や全世界株式などの低コストインデックスファンドを資産形成の中心に置き、その一部に日本の高配当株を組み合わせる方法もあります。

インデックス投資には世界経済の成長を取り込むメリットがあります。

一方、高配当株には定期的に現金が入ってくるという分かりやすい魅力があります。

どちらか一方が正解なのではありません。

自分の年齢、資産、収入、リスク許容度、そして「何のために投資するのか」によって組み合わせればいいと思います。

若いうちは資産成長を重視し、年齢が上がるにつれて配当収入を増やしていく。

そんな方法も一つの考え方です。


「配当だけで暮らす」より「配当があるから無理して働かない」

今回、3章にわたって「60歳までに配当で暮らせるようになるか?」について考えてきました。

そして私が出した答えは、

必ずしも配当だけで暮らす必要はない。

ということです。

月30万円の生活費をすべて配当で賄おうとすれば、かなり大きな資産が必要です。

でも月3万円ならどうでしょう。

月5万円なら?

月10万円なら?

一気に現実味が出てきます。

例えば60歳になった時に、年金とは別に毎月平均10万円相当の配当収入がある。

それだけでも人生の自由度は大きく変わると思います。

週5日働かなくてもいいかもしれません。

週2~3日の仕事に変えられるかもしれません。

嫌な仕事を無理して続ける必要もなくなるかもしれません。

そして生活費の安い地域で暮らすという選択肢も出てきます。

私が目指したいのは、

「一生働かないFIRE」ではありません。

お金のために嫌な仕事を我慢し続けなくてもいい状態です。


60歳の自分へ、今から少しずつ仕送りする

毎月3万円の投資。

毎月5万円の投資。

余裕のある月は10万円。

ボーナスが入ったら少し追加する。

そして配当金は再投資する。

やること自体は地味です。

明日いきなりお金持ちになるわけでもありません。

SNS映えもしません(笑)。

でも10年後、20年後に振り返った時、

「あの時、100株だけでも買っておいて良かった。」

と思えるかもしれません。

私は毎月の投資を、

「未来の自分への仕送り」

だと思っています。

今の自分が少しだけ我慢して、60歳の自分へお金を送っておく。

そして、そのお金にも働いてもらう。

三菱HCキャピタルの100株。

NTTの100株。

最初は小さな一歩です。

でも、それを何年も積み重ねていけば、いつか年間配当10万円になり、30万円になり、60万円になっているかもしれません。

そして年間120万円まで育てられたら、月平均10万円。

その10万円は単なるお金ではありません。

「働き方を自分で選べる自由」

につながる10万円だと思っています。

焦らなくていい。

一気にお金持ちにならなくてもいい。

無理をして高いリスクを取る必要もありません。

少しずつ株数を増やし、少しずつ配当を増やしていく。

カメさんらしく、ゆっくり進めばいいんです。

私も60歳になった時、

「あの時から投資を続けていて本当に良かった。」

そう思えるように、これからもコツコツ資産形成を続けていきたいと思います。

皆さんも一緒に、未来の自分のための「配当生活」を作っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

カメさんでした。

※本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではありません。株価は下落することがあり、企業の業績によって配当の減額や無配となる可能性もあります。投資については、ご自身の資産状況やリスク許容度を踏まえて判断してください。

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